佐賀県産小麦『はる風ふわり』とは

二〇二二年に品種登録された
パン用小麦の新品種

九州から春の訪れを告げる春風にのって、”ふわり”とした食感のパンが全国へ広がることを願って名付けられました。
西日本地域で栽培できるパン用小麦として育成され、現在佐賀県の奨励品種となっています。
パン用小麦はほとんど輸入に頼っていますが、「はる風ふわり」の栽培が広がれば、自給率が低い国産パン用小麦の利用拡大につながると期待されています。

『はる風ふわり』の特徴

パン用として消費される小麦はほとんどが外国産です。
なかでもカナダ産パン用小麦は、世界最高峰の製パン加工適性を持っているとされています。
「はる風ふわり」は、これに匹敵する製パン加工適性を持つパン用小麦品種で、九州でも良質なパン用小麦を生産することができるようになりました。
既存の西日本地域で栽培されているパン用小麦に比べ蛋白含有率が高く、製パン加工適性に優れております。
伸びが良く、ふんわりもっちりしたパンができるのが特徴です。